洗い過ぎと乾燥肌の関係は!?
洗い過ぎ。
私たちにはこうした傾向があるように感じます。
過剰なまでの清潔志向。とにかく汚れは徹底的に落とすこと!
手洗いうがい、歯磨き、シャンプーリンス、ボデイーシャンプーボデイリンスといった具合にこれでもか!というくらいによく洗います。
それはしつけの一環として身につけられたものなのでしょうが、果たして健康に本当に良いことなのでしょうか?
汚れを落とすことの意味は殺菌系の薬品を使うことでもあります。
SARSウイルスの騒動の際も、特効薬となったのは日本のメーカーが製造する洗濯用洗剤だったといわれるくらいです。
菌を駆逐し清潔を保つ。確かに外部の好ましくない菌を排除することはできるのでしょう。
でも、体にたくさん生息する人体常在菌だって同時にダメージを受けてしまう。皮膚にもたくさんの皮膚常在菌がいてその数1兆匹といわれます。
その常在菌たちが皮膚につく外部の菌たちを閉め出したり、肌に湿度と潤いとをもたらしてくれているありがたい存在なわけです。
殺菌滅菌と何かをすれば、こうした好ましい菌たちをも同時に攻撃してしまいます。乾燥肌で悩む人も少なくないとのことですが、自らの常在菌も傷めつけていないか!?
こうしたことも考慮する必要がありそうです。