症状敵視は弱体化を招く!
風邪のメリット。
風邪をひくと、お薬や注射!そう騒いでしまいがちです。
でも、風邪にはカゼになるだけの理由がある。その面も忘れてはならないと感じます。
とかく私たちは病気の症状を無条件で悪と決めつけているわけです。
でも、体にとっては必要な防衛措置、そうした面もあるのだから敵視して叩くという行為はどうなのか?と常に感じます。
菌やウイルスなどが体に入り増殖を始めると、私たちの体・免疫系は体温を上げ、血流を増やすことで対抗措置をとります。
その際プロスタグランジンなどの神経伝達物質が働き血管を拡張していく。全身に血液を巡らせることで白血球の活動を高め、元の元気な状態に戻そうとする力が働くのです。
ただしプロスタグランジンなどの神経伝達物質にはちょっと荒っぽい面があり、痛みや発熱、炎症を伴うことです。
熱が上がり、喉や節々全身がだるくて痛くなる。こうした風邪の症状は免疫系が健全に働いてくれている証拠といえるでしょう。
それは体を治すために必要な体からの司令であるから無闇にクスリなどで叩くことは自分の防御機能を弱めることに他なりません。
風邪が長引く原因は体の防御反応をクスリで無理やり止めようとするからとも考えられるのです。
風邪に限らず、症状を悪いものと断定し根こそぎ駆逐するような姿勢は改める必要がある。そのように感じます。