美肌作りと皮膚助剤菌の関係は!?
あまり言われてないことですが、
美肌と汗の関係。
これについて知っておくと良いかもしれません。
私たちの肌にはたくさんの皮膚常在菌が生息しています。その数1兆匹といわれるくらい膨大な数なのですが、その菌たちは汗をかいて肌に湿り気を与えてくれることで活動が活発化していきます。
その理由は常在菌たちのエサにある。そのエサは汗や皮脂。これらを食べることで活動が活発になるわけです。
温度があがりヌメッとした環境を好むのが菌。だから日本は世界に誇る発酵食品大国でもあるわけです。
温暖湿潤な気候で菌の生育に極めて適した風土。味噌醤油、酒、酢、みりん、漬物類と食卓を彩る素晴らしい食品群を菌と共生することで作り上げてきたわけです。
その温暖湿潤で潤いのある環境を皮膚常在菌ももちろん好みます。それが保湿機能や皮膚のバリア機能を高めて若くて水々しい肌の源泉になるわけです。
殺菌性の強い合成洗剤でゴシゴシ洗うことは危険です。皮膚常在菌の活動が弱まり乾燥肌になりやすく、体臭も強くなる傾向があります。
かと言って石鹸ならよいのかといえば、コレもそうではない。合成洗剤よりは殺菌成分は弱いのですが、いずれも菌にとっては好ましくないのが現状です。石鹸を使ってゴシゴシ洗うのも美肌のためには厳禁です。
では何を使えばよいのか?基本はお湯と柔らかいタオルなどで軽くこする程度。汚れならそれで十分落とせます。
また人の皮膚のたんぱく組成と似ているという理由で上質な絹を使い体を洗う人もいるわけです。
考えてみれば石鹸は明治以降の産物でそれ以前の2000年くらいは米ぬかなどを使う程度で石鹸なんか使ってこなかったわけです。
綺麗にするための体洗いや洗髪が菌を弱める温床にならないように注意したいものです。