クスリはよく効くからこそコワイ!
クスリの効き目。
よく言われることですが、今のクスリはよく効く。昔は成分が荒く洗練されていなかったためあまり効かない。
効かないがゆえに患者自身が自らの力で修復しようとする余地があった。でも今はクスリの効果がテキメンなため患者自身が自分の力を発揮できる余地が無い。
そのため自分を守る力が弱まり医療にどっぷりと依存セざるを得なくなる。その結果。薬剤多投型にならざるを得ない面があるのです。
これは農業の世界も同じです。殺虫剤にせよ、殺菌剤にせよ、除草剤にせよ、今の農薬は本当によく効く。効くがために虫も菌も草もその効き目に負けまいとする。何とか生命を次の世代に繋いでいこうと遺伝子を変異させていく。
スーパー害虫や薬剤耐性菌やスーパー雑草の蔓延です。
このイタチごっこはいつまで続くのか?強力なものを使えばそれに負けじとさらに強力に自らの姿を変えていく。
人と自然界の戦いに終わりはなさそうです。
考えてみれば、自然の野山に虫食いだらけで禿げ上がった山などは存在しないし、清流に有害菌が大量に発生することもない。バランスが崩れていなければ何かが大量発生することはない。
環境に応じて菌や虫は突出するものなのです。
私たちの体もこれと同じで内側の環境を自然な状態に戻していくこと。具体的には農薬や添加物などの異物を極力排除すること。それにより大きな症状に見舞われるような事態は起こらなくなっていく。
自然食の役割は今後ますます高まっていきそうです。