菌が悪いの?自分が悪いの?
体質説と感染説。
かつて大きな論争になりました。
体が病原菌に犯されるのは菌が悪いから、こう考えるのが感染説。反対に菌に問題があるのではなく、体の方に問題がある。菌はその環境に応じて動いているだけ。
相反する二つの立場です。
菌が悪いのではあればそれを薬剤などを使って殲滅すれば良い。でも菌が悪いのではなく体に問題があるなら体質を変えることに努めなくてはならない。
どちらが正しいのかはいまだに結論が出ていません。でも、現代医療は明らかに前者。
菌を悪者にして抗生物質や殺菌剤などの薬剤を駆使するスタイルです。
自然医療は後者で、その人の体内環境にふさわしいもの菌が働いているだけ。体質を変えず、どれだけ菌を皆殺しにしても意味が無い。
清流にドブ川にたくさん見られるような病原菌は大量に生息していない。キレイな土から育まれる野菜は病原菌の餌食にはならない。
病原菌に感染したくないなら衣食住の生活環境を整えること。自然食・自然住宅、自然な運動、自然な睡眠。それが健康な暮らしの鍵となるわけです。
清浄な環境には清浄な菌が働く、汚れた環境には汚れた菌が働く。
いくら菌を敵視しても問題の解決にならない。自らの身体に農薬や添加物などの異物を入れない。運動をして新陳代謝を活発化させる。
このような当たり前の体内環境整備が健康な暮らしのポイントになると考えます。