農薬まみれの日本農業・解決の道は!?
日本の農業。
2004年の単位面積あたりの農薬使用量は世界第2位。1位は隣の韓国です。
栽培期間中にトマトなら50回以上、きゅうりなら60回、このくらいの回数の農薬が使われています。
減農薬・低農薬といってもその半分が目安だからトマトで25回、きゅうりで30回。
そのくらいクスリまみれであるのが野菜栽培の現状です。
原因は土にある。農薬や肥料などの異物が土に入り込むと、土は作物の体を通して外に出そうとします。
その具体的な症状が病害虫や病原菌になるのですが、それらを駆逐するのに膨大な量の農薬が使われるのです。
無農薬で野菜を育てるなら土に異物を入れないことが大切。そして今まで入れてきてしまった肥料農薬の残骸を土から取り出すことが必要になるのです。
具体的には草を生やし、草の根っこから吸い取ってもらうのですが、その草まで敵視して除草剤を撒く。
どうにもクスリまみれの現状から抜け出すことがムズカシイわけです。
土の汚れに比例するかのように国民の健康は損なわれている。現在2人に1人はガンにかかるといわれ、さらに生まれてくる子の3人に1人は何らかのアレルギーを持つといわれているのです。
土の汚れを清浄化すること。日本農業に迫られる課題。それは無農薬で作られた食べものを多くの人が食べることで解決するものです。
農薬を使ったものは食べない、そのことで安全な野菜市場を大きくする。それに比例して農地はキレイに戻っていく。
買う側の責任でもあるのです。