生命の本質は画一ではなくバラける!
今の農業のタネ。
タネの段階からすべて設計されているのが現状。
たとえばキュウリなら輸送に使う箱にきっちり収まるようにタネが設計されている。大きさやサイズまで均等になるようにタネが操作されているのです。
”同じような服を着て、同じような夢を見て”。浜田省吾の歌の一節ですが、それはタネの世界でも同じというわけです。
でも生命とは本来違って当たり前。太いのがいて、細いのがいて、曲がったものがいて真っ直ぐなものがいる多様な世界が自然の仕組みです。
味も当り障りのない野菜がほとんどで、化学調味料をふんだんに使ったドレッシングで
味付けをし、食べた気になる。大根なら青首ダイコンばかりで地方ごとに繋がれてきた個性ある品種が刻々と姿を消しつつあるのです。
多様なものを許さず全て一色に塗り固めようとするのではなく、生命とはバラけて当たり前。個性があって当たり前。
今後はそのような価値観が再評価されていくのでしょうね。