トマトに農薬がたくさん使われるワケは!?
トマト。
暑い夏に塩ふってバリっと噛みつく。個人的にはトマトの一番美味しい食べ方です。
野菜の王様ともいうべき存在で、スーパーなどでもとりわけ光り輝く存在です。
そんなトマトなのですが、基本的には水が嫌い。水をたくさん与えるほどトマトは水っぽくなり虫や病気の餌食になりやすい。
それはトマトの原産地と関係があるからです。
トマトの原産地はアンデスの高地。年間降水量は0ミリといったような厳しい乾燥地帯でトマトは種を繋いできました。
だからDNAに刻まれているのは水嫌い。雨が降らない気候だから産毛を伸ばすことで大気中の水分をキャッチして成長する。それがトマトの植生です。
それを知らずに水を沢山与える栽培法は嫌がることを野菜に強いる、そうした行為といえるでしょう。
トマトの栽培期間中の農薬使用量は55回といわれます。
そのくらい農薬を撒かないとスーパーに並ぶような姿にはなれないことはトマトの植生を理解していないのが原因といえるでしょう。