タネ播き時期は花が教える!
日付で管理。
私たちの日常はカレンダーを軸に行われています。
何月何日に何をする、このように過ごしているわけです。
これは農業においても同じ。何月何日にタネを播いて、農薬はこの日に撒いて・・・。
農協の指導でカレンダー農法が行われているのです。
でも、農業は本来自然産業。大自然を師と仰ぎ、そこに学び学んだことを実践していくもの。先祖代々から伝わる自然からのメッセージやサインを敏感に感じ取り読み取る。
それを体系化してきたのが農の歴史といえるでしょう。
具体的には○月○日にタネを播くではなく、梅の花が咲き始めたからとか、桜が開花したからとか、目の前の山の雪解けが始まったからとか、自然が発するメッセージを読み取りタネを播いたわけです。
自然界を師にそれを田畑に応用するのが肥料も農薬も使わない自然栽培。ウチでもこの農法を実践していますが、やはりこうした自然からのメッセージに敏感にならざるを得ません。
満月の夜は虫が多く、新月は少ない。満月は作物の水が多く、新月は水が少ない。貯蔵性の高い稲や麦、イモ類などはこうした月の満ち欠けを参考に収穫時期を合わせることも大切な知恵です。
我が家の畑でもいま山吹の花が満開です。
それが指し示すサインは、トウモロコシや枝豆、インゲン豆のタネを播く時期を表しています。
また、ちょっと前に2年目を迎えた桃の苗が開花しましたが、それはスイカ、キュウリ、里芋、ネギなどの植え頃を表すサインです。
自然に学び学んだことを実行する、そんな感じで畑と向き合い続けて行きたいです。