肥満野菜のダイエット法とは!?
肥料をたくさん入れた野菜。
丈が高くなり、葉がわんさと茂ります。葉の色はドス黒い感じの濃い緑。
これが特徴になります。
なぜこのような現象が起こるのかというと、窒素肥料の影響と考えることができる。
窒素肥料は植物にとっては成長促進剤にあたるもので、早く大きく育てるには好都合というわけです。
窒素は植物の体内で硝酸性窒素に変わり、それを吸収することで体を成長させます。
問題はその与え過ぎ。限度を超えて肥料をやると植物は栄養過多になっていく。野菜からしてみればそのままでは生命の危機にも繋がりかねないので、丈を高くして葉の数を多くして、余分な窒素肥料を抜こうとする。
背が高く葉が多い野菜は一見すると元気そうに見えるのですが、自治は違う。肥満解消のための努力をしていると考えられるのです。
肥料を与えずに育てれば野菜は地中深くどこまでも根っこを張り巡らせ、自分に必要な分の養分を探す。
そして産毛を伸ばしたりして必要な水分を大気中からキャッチする。このように自分の力で生き延びようとするわけです。
たくさん与えればそれで良い。そのような風潮には疑問を感じます。
※ウチの畑の無肥料大根です。葉の色が淡く薄く、葉っぱの数が少なく、丈が低いのが分かるでしょうか?