自然栽培は野山に学べ!
農業をやる上で大切なのは土。
私のような肥料も農薬も使わない栽培をするならなおさら土は大切です。
農学において土は根っこを支えるだけの存在。そこに養分も何も存在しないから有機であれ、化学であれ肥料が必要。
このように考えられているのです。
でも、自分の身の回りの野や山を見れば人が肥料を与えているような場所はない。それにも関わらず、植物は逞しく成長していきます。
人が肥料を与えないから草や木が枯れてしまったり、実をつけなかったりすることは決してないのです。ましてや農薬を撒かなければ虫にたかられ、病原菌にまみれた野山などどこにも存在しないのです。
土には地球全体の植物を養うだけの力がある。膨大な養分の宝庫というわけです。
その土の力、その真価を発揮させるには土づくりをしっかり行うこと。自然の野山に習い、不純物を土に入れないこと。
具体的には自分の田畑に生える植物の残渣を土に返していく。葉や茎、根っこを主原料に土作りをする。
これが無肥料自然栽培に必要な土づくりです。