ぶどうの生理障害の理由は!?
生理障害。
植物に対して不自然を強いると、必ず不自然な結果が出る。
因果応報の世界なのです。
植物は本来、自分の成長に必要な養分を自ら見つけ出し取り込むことができます。自然の野山に生きる植物がそうであるように、人の手を借りずとも自ら育ち子孫を繋いでいく。
でも畑ではこのような事実が認められない。植物には人が栄養を与えないと育たない。そう決めつけて化学肥料であれ、有機肥料であれ、過剰なまでに土に投入されていく。
その結果、植物は栄養過多になり様々な生理障害を起こしてしまうものなのです。
例えばぶどう。自然なぶどうの幼実は基本的にこのような姿になります。
でも、過剰な肥料投入や農薬などの影響で生理障害を起こしたぶどうは、
このようなアンバランスな姿になります。
当然、虫や病原菌にたかられるのでさらに農薬が必要になるといった悪循環です。そして傷めつけられたぶどうの木は翌年もまた異常な姿の実をつけ、さらに農薬が必要になっていくのです。
このように植物は全てを物語る、原因あって結果ありということになります。