痛みと熱は冷やしていいの!?
痛みは冷やす。
これが私達の常識です。
疲れて腕がだるい時も冷やす。どこかにぶつけて腫れちゃった時も冷やす。
冷やすことは痛みを取り炎症を抑える。
このような常識がまかり通っています。
確かに痛みや熱を取るのに冷やすことは良い方法でしょう。
でも、それが治癒に直結するかといえばそうでもない。むしろ温めた方が治癒が早い。
理由は血流を促進することで治癒に必要な体内物質を活性化させることができるからです。
プロスタグランジンなどの炎症を治す物質は熱と痛みを伴う物質。血管を拡張させてたくさんの血液を患部に流し込もうとする。
それを冷やしてしまうと欠陥が収縮して必要な物質が届きにくくなってしまう。
その結果、捻挫がいつまでも治らない、肩こりが慢性化する、このような結果を招きやすいのです。
昔のピッチャーは肩を冷やすことがありませんでした。理由は温めることで疲労の回復が促進されることを知っていたからです。
痛みを敵視するのではなく、体の治癒力に全てを委ねる。
それが治癒を早める秘訣です。