野菜に余計な手出しをするな!
余計な手出し。
私たちはついついしてしまうものです。
自らの経験や予測、それらを人を含め他の生き物に当てはめお節介を焼く。このようなケースが少なくないのです。
それは田畑に於いても同じです。
作物は自分で育つだけの力を持っているのに無力だと判断して余計な手出しをする。
水をやらなきゃ!肥料をあげなきゃ!!
こんな感じで色々手を下すわけです。
適切な肥料の量など作物自身に聞かないと分からないものです。そして彼らは自らに必要な養分を自分で探し、必要な量だけを吸収していくわけです。
それを人間が窒素肥料はこのくらいで、カリはこうで、リン酸はこう・・・。
こんな感じで食べきれない量の養分を与えてしまえば、作物は肥大化していく。それは肥満やメタボの野菜、そんな風に言えるのでしょう。
肥料をたっぷり与えた野菜の特徴は葉の色が濃く、丈が高くて葉っぱが多いこと。それは余分に摂取してしまった肥料をなんとか消化しようと懸命になっている姿と考えられます。
肥料を与えずに育った自然栽培野菜は丈が短く葉っぱが少なく、色が淡い。
このような特徴が見られます。
野菜にとって人が何かを施すことが本当に必要な行為なのか?それが作物の力を弱め農薬に依存せざるを得ない現実を招いている。
作物は自分で育つもの、この原則をもう一度噛みしめたいものです。
※無肥料でもきちんと育ちます!