自然栽培は自然界を師に仰ぐ!
孵化したチビガエルがウチの畑にたくさんいます。
保護色を利用して草むらに忍ぶ。ヘビなどから見を守りつつ虫などを狙います。
草がないとカエルは生きられないわけです。
多くの畑では草を目の敵にして1本も残さないように徹底排除します。排除すればするほど、キレイに管理していると褒め称えられるわけです。
確かに人には評判の良い行為ですが、自然界を教師に仰ぐ無肥料・自然栽培の世界ではいささか不自然。
自然の野山で草が一本もなく土が露わになっているところはないのが普通だからです。
草がなければカエルも来ない。身を守る場所がないのでヘビなどに簡単に食われてしまいます。
でもウチの畑のように草を敵視しない場所だとカエルたちも安心して飛び回り忍ぶことができます。
それによりアブラムシを食べたり、青虫を捕食したりして栽培に実に都合が良い行いをしてくれるのです。
草を無条件に敵視すると自然界の循環の輪も断ち切ることになってしまう。
畑を飛び回るチビカエルを見ていてそんなことを思います。