浅知恵に依らず自然に任せる!
適材適所。
そんな言葉があります。
適切な場所に適切なものを配置する。そのことで大輪の花を咲かせることができる。
仕事などでもよく使われます。
確かに反論の余地が無いくらいごもっともなことなのですが、それを見抜くことがムズカシイ・・・。
それができれば苦労しないよ!
そんな嘆きも聞こえてきそうです。
これは農業においても同じです。
土の状態、土地の傾斜などを見て適切な作物を植える。それさえ合わせることができれば栽培の苦労も軽減できるというわけです。
結局人の目や経験などに頼るのですが、それが本当に合っているのかどうかは分からない。粗く濁った人間の目ではなかなか見抜くことができない面だってあるからです。
そこで自分を過信することなく自然界に選抜させる。この方法で自分はタネを播いています。
つまりタネをサヤごと取って充分枯れてから空いている場所にどんどん置いていく。
その場所が適所ならば発芽し作物は大きくなっていくことでしょう。
でもそうでないなら発芽せずに終わる、このような方法を選んでいるわけです。
それでタネを播いた小松菜が見事発芽。これは適所を得たのだなと解釈。大きくなりまたタネを採ることで土の性能をタネが正確に読み込んだ素晴らしい野菜を収穫できるようになる。
そう踏んでのことです。
肥料も農薬も使わない自然栽培を行う以上は学ぶべき対象は自然界です。自分を過信することなく自然に委ねる。
これが極意だろうと想っているわけです。