自然栽培里芋と粘土質の土
粘土質のウチの畑。
当然合う作物とそうでないものとがあります。
水持ちが良い土なのでジャガイモなどの水嫌いな作物は基本的にムズカシイ。
ましてや肥料も農薬も一切使わない栽培方法なのだから難しさはより高度となります。
そんな土なのですが、里芋はよく合う。水好きの里芋が畑で元気に育っています。
自然栽培の特徴は葉っぱが小さく丈が短い。他と比べると明らかに見劣りしてしまいますが、問題は下のイモ部分。
そこはしっかり実るわけです。
これから夏を迎えて地下部分を拡大していきますが、何はともあれ無事に成長しているので一安心。
秋には美味しい里芋にたくさん出会えますよ!
枯れたラズベリーが復活!
自然栽培のカボチャが開花!
カボチャの花が咲きました。
これは雄花で雌花はこれからというところ。
雌花は茎の部分に膨らみがあるので見分けるのが簡単です。
ハチや虫などの活躍で雄花の花粉が雌花につくことで実をつけるのですが、より確実に実をつけたいなら人工で雄花の花粉を雌花につけてあげる必要があります。
ウチの畑には色んな種類のハチが飛んでいるのでまずは問題ないことでしょう。
でも一応念を入れる意味で雌花が咲いたら人工授粉をすることにします。
乾燥にも強く栽培が簡単なカボチャですが、肥料も農薬も使わない自然栽培ものとなると貴重。
どのように実をつけていくか?今後また報告しますね。
堆肥と肥料の違いとは!?
似ているけど違うもの。
そういうものが世にはあるわけです。
ズッキーニはキュウリに似ているけど実際はカボチャの仲間。似ているけど全然違うわけなのです。
他にも肥料と堆肥の違いもあります。
混同して使われがちなのですが、意味が全く違う。肥料は人が作物に養分供給を目的に施すもの。
有機肥料であれ化学肥料であれ、植物の三大栄養素・窒素リン酸カリを効率よく与える行為が肥料です。
これに対して堆肥は土づくりのためのもの。土の主成分は植物の残渣。そこに水と太陽光線が加わり菌の活動によって新たな土は作られます。
堆肥は肥料ではなく土づくりのためのもの。
肥料も農薬も一切使わない自然栽培では肥料は与えないけど堆肥は使うわけです。
堆肥の目的は栽培に適したつちに進化させること。団粒構造なんていいますが、柔らかくて温かく水持ちがよく水はけが良い。
このような土を作り出すために使われるのが堆肥です。
堆肥の材料はあくまで植物。自然の循環を考えると自分の畑から出た植物の残渣や雑草などを活用するのがベスト。
こんな感じで自分も土づくりを行っています。
ジャガイモ収穫の結果は!?
今日は早朝からじゃがいも掘り。
珍しく晴れるということなのでこの木を逃すまい!と掘りました。
イモが付いているか心配だったのですが、収穫結果はこの通り。
取り残しなく全部採れましたよ。
小イモもたくさんだったのでもう少し畑においておけば大きく成長したかもしれません。
でも梅雨の雨を考えるとここでタイムオーバー。仕方ないですね。
あとは天日で乾燥させて保存用にしますよ。懸案事項が1つ片付きちょっと気が軽くなりました。
雨が嫌いな野菜は何!?
乾燥を好む野菜。
トマトなんかは代表選手だし、ズッキーニなんかもそれに当たるでしょう。
他に乾燥好きなのはジャガイモ。
ジャガイモはイモの切れ端さえあれば芽を出し何倍ものイモをつける。生命力が強く繁殖力旺盛な野菜です。
飢饉に苦しむヨーロッパの食糧難を救った作物としても有名です。
そんなジャガイモなのですが、水が嫌い。だから日本のこの梅雨の時期は鬼門。
たくさんの雨にあたるとイモが溶けて消滅してしまうからです。
梅雨がない北海道なんかはまさに適地となるのですが、私の住む新潟なんかは雨が多くあまり向いているところとはいえません。
最近は雨が多くなってきているのでそろそろ収穫時期。雨が続く前に全部収穫してしまうのがこの地方の流儀です。
今日は晴れて明日も天気が持ちそうなので明日収穫予定です。
※少し枯れ始めているジャガイモの葉です。
肥料を使えば虫にやられる!?
背丈が低くて葉っぱが少ない。
コレが肥料も農薬も使わない自然栽培の特徴です。
肥料を与えた野菜は体内に摂り入れた養分を消化しようとして丈を伸ばし葉を茂らせる。その結果、葉っぱが茂り丈も高くなるわけです。
それを見て元気に育っているように勘違いしがちなのですが、実際は栄養過多の証でもあるのです。
葉っぱは緑が濃くなる。それを葉緑素だと思うのですが、そうではなく消化しきれない窒素肥料が葉っぱに残留している姿。
虫達はその過剰な肥料成分を目標にやってくるわけです。
肥料を使うことは作物の自然な成長スピードを無視してより速くより多く!収穫しようとする行為です。
肥料を使い限り虫や病気の問題を克服できず、どうしても農薬依存にならざるを得ません。
安全で自然な野菜を作るには肥料に着目して栄養過多にしないこと。
これが一番大切なポイントになるのです。