ホタルの光よ永遠に!
ホタルは清流には住めない。
反対に汚れた川でも生きることができない。
ほどほどに清く、そこそこ汚れている。このような場所を好むようなのです。
この時期はホタルがたくさん飛び交い恋の時期を迎えているわけですが、今は水田の風景からホタルは消えてしまいました。
用水路をコンクリートで固めて草むらを除外。草むらがあったとしても除草剤で枯らしてしまう。
田んぼは農薬でとても行きられる環境にない。
このようにしてホタルは日本の田園風景から消滅していったわけです。
でも近年は若干ながら復活傾向にある。農薬多投に対する反省と里山の美しい光景を次世代に!
このような焦りも加わってホタルの放流なども全国で行われているようなのです。
ウチの近所でも小学校が音頭を取って冬にホタルを放流します。それらが適した環境のもと、この時期優しく柔らかな光を放っています。
昨日はホタルの隠れた名所に行ってきたのですが、たくさんの輝きはまさに星空のよう。
このような美しい光景をもう一度復活させたい。そんなことを思いました。
農薬を使うことの代償は人体のみならず周囲の環境をも破壊してしまう。ホタルの発する警告に耳を傾け、生き物と共生できる社会を目指すのがこれからの方向性なのでしょう。
それには農産物の作り手の責任も大きいのですが、同様に買う側の責任も大きい。
どんなものを選び何を良しとして投資をするのか?
買い支えるに値する食べものはどんなものか?農村と都市との連携がますます不可欠だと思います。