購入苗の農薬事情はどうなっている!?
昨年苗で買ってきたブロッコリー。
虫に一通りやられてボロボロになったのですが、そのまま放置。
冬を超え、春を迎えて再び蕾が勢いを増しています。
ブロッコリーは花のつぼみを食べる野菜。収穫してもブロッコリーは生き続けそのままにしておくと花が咲きます。
花が咲くと売り物にならないので、一般のスーパー向けには花咲き防止剤をかける。
ブロッコリーで花が咲かないのはこの薬がかかっている可能性があるわけです。
もちろん、そうした処理をしていないブロッコリーを販売しているところもありますが、何せ情報がしっかり公開されていないと買う側からはよく分からないのが現状です。
苗で買ってきた段階で、その年は虫や病気に見舞われるだろう。自分としては最初からそのことは折り込み済みで購入しました。
理由は現在の苗は肥料・農薬漬けなので、買ってきてもうまく育たない。特に我が家のような無肥料無農薬の自然栽培だと、甘やかされて育った苗は虫と菌に脅かされてうまく育たないのです。
でもそれを悪いものとは考えず、積極的な事柄と捉える。過去に使われた肥料・農薬成分を取り除くために虫や菌がやってくる。
根っこが残ればそれでよい、そう考えて事態を放置するわけです。
そして冬を超え、今は見事な花芽をたたえています。
何もかも薬漬けの状況に呆れるばかりなのですが、やはり口に入れるものだから食材にはこだわりたい。
そして薬を使わずに頑張っている農家がきちんと報われる。食べる人の健康と安全を真剣に考える作り手が称賛される社会のあり方。
その実現を夢見て今日も畑に向かいます。