自然栽培キャベツは何度も収穫!
根っこの充実。
根っこがしっかりしていると何度も美味しい思いができる。
上の葉っぱを収穫しても根っこが残っているとそこからまた葉っぱが生えてくる。
それがまた育てば収穫できるというわけです。
越冬させたウチのキャベツ。収穫しておいしく頂いたのですが、また再び脇芽が生えてきました。
ココからまた大きくなり、結球してくれれば何度も収穫できそうです。
そのまま越冬させれば来春また収穫できる!?
そんなことを思うち楽しくなってきます。
個性あふれる野菜種の育成は!?
タネは買うもの。
これが今の農家の常識です。
タネ採りなんか面倒でやっていられない。しかもほとんどがF1種なので採種しても上手に育たない。
このようなことからタネを採る習慣は途絶えてしまったわけです。
でも、肥料も農薬も使わない自然栽培を行うにはタネ採りは基本中の基本。
その土地の気候や土に適したタネを採種していく。それが無農薬無肥料で野菜を育てるポイントになるのです。
ウチの隣の90才のおばあちゃん。この方は足が不自由ながらも毎日畑に出て自家菜園を楽しんでいます。
会うとタネや苗をくれたりする。自分で長い間自家採種を続けていてそのタネを人に配っている。
今年も瓜やナス、ネギなどのタネをもらい畑で元気に成長しています。
この土地の気候風土に適して繋がれ続けてきたタネ。こういうおばあちゃんの存在はそれ自体貴重な文化遺産だと思います。
大根なら全て青首、カボチャなら全部えびすカボチャ。これではやっぱりつまらない。
地方ごとの変わった品種を復権させる、自然栽培の普及とともに自分がやるべき課題です。
自然栽培レタスの自家採種に初挑戦!
肥料も農薬も一切使わない自然栽培。
これを行うにはタネを自分で採る、これが前提になります。
タネ採りを行い土の性能をタネに読み込ませていく。年月を重ねることで虫や病気にやられない立派な野菜を収穫することができるようになる。
買ってきたタネや苗では虫や病気にやられてしまうのでタネを自分で採ることが生命線になるのです。
今年はレタスのタネ採りにチャレンジですが、この野菜は初めて。
キク科の野菜だからどんなタネになるのか?イマイチ想像がつかなかったのですが、こんな感じ。
タンポポのように綿毛がふわふわとつくわけです。
綿毛を取り除くと細長いタネが採れるので、これを毎年繋いでいこうと思います。
綿毛が風に乗り何処かへ飛んでいかない間にやってしまいますよ!
自然栽培の敵は虫ではなく衝動!?
肥料も農薬も一切使わない自然栽培において、虫や病気は悪者ではありません。
通常の農家から見れば憎き敵!
でも自然栽培では土やタネに残った農薬や肥料を掃除してくれるありがたい存在。
そのように考えるわけです。
原因あって結果あり、この通りに土やタネに問題があるからこそその解決のために虫や病気は発生する。
でもそれは分かっちゃいるけれど・・・、そう思ってしまうことも事実なのです。
ウチの畑のちりめんからし菜。
サラダでもおひたしでも美味しい野菜なのですが、最近黒い虫がつく。それらが葉っぱを食べてしまうわけですが、それを黙ってじっと見ているのは実に忍びない・・・。
思わず殺戮の衝動に駆られてしまいます。農薬は絶対に使わないけど、手で除去してしまおうか?
日々畑でそんなことを悩んでいるわけです。
虫は土やタネの問題を知らせるメッセンジャーだから王道的には食べるに任せれば良い。でもやっぱ惜しい・・・。
常にこの葛藤です。
あまりに大量にいる場合はさすがに払い落としたり潰してしまうこともありますが、ほどほどならそのまま為すがままにさせる。
じっと黙って見ているだけ、それは実にしんどいことでもあります。
頭ではわかっているものの気持ちがついていかない。このような葛藤を乗り越えてこそ素晴らしい作り手になれるのでしょう。
毎日試練です。
自然栽培キュウリは何でも知っている!
今年はまだまだ寒い。
そんなことを実感する6月頭です。
夏野菜の芽出しには地温と気温の高さが必要になりますが、今年は全然ダメ。
4月下旬に播いたキュウリのタネも全然発芽せずに音無しの状況が続きました。
ウチは山の麓の平野の畑なのですが、山の上の方の人は寒くてタネが播けないと嘆いていました。
そんな中、本日待望のキュウリのタネが発芽。丸々一ヶ月以上発芽までの時間を要しました。
こんなことは珍しいとのことですが、とりあえず一安心。
キュウリはまだ寒い、まだ芽を出さない、そんな感じで最適なタイミングを図っていたのでしょうね。
生命は何でも知っている、これから梅雨を迎え夏に向けて逞しく成長して行って欲しいです。
自然食と自然でムリのない食べ方は!?
食べ方の自然。
コレが結構も言う点になるのでは!?と思います。
玄米菜食なんかは比較的メジャーですし、生食しか食べないローフード。
健康志向の追い風を受けて色んな食べ方が注目を集めるようになっているわけです。
そんな食べ方なのですが、何が自然で体にムリのないものか?迷ってしまうことも少なくないことでしょう。
自分の考え方をいえば、自然な食べ方を知りたいなら歯の構造を理解セヨ!
そんな感じになるわけです。
人間の歯の構成は犬歯があり門歯があり、臼歯がある。これを見れば雑食であることは否めないことでしょう。
つまり肉も魚も食べて良い、しかし臼歯の多さから見ても穀類をメインで食べる。
これが基本になるのでしょう。
日本人だから主食のお米、これをメインにする。別に玄米にこだわる必要はなく、おいしくてムリのない分搗きでOK。
玄米を無理に食べて体調を崩す人も少なくないので、ムリはあくまで禁物です。
もちろん肉は抗生物質の投与やエサなど安全面のチェックは不可欠。魚なら薬剤漬けの養殖ではなく天然を選ぶこと。また鮮度保持剤の使用の有無も確認しておきたいものです。
いずれにしろお米をしっかり食べるのが基本。そこはもちろん無農薬にこだわりたいものです。
自然栽培野菜に学ぶ・過去の清算
肥料も農薬も使わない自然栽培に取り組む。
土、タネが過去の異物を清算するまでの間は虫や病原菌に侵されることが少なくありません。
ウチのチンゲンサイなんかもタネを播き双葉になり本場が出る頃には虫に激しく食われて穴あき・レース状態になりました。
チンゲンサイダメだったな・・・、そんな風に諦めていたのですが、最近はこの通り。
そこから持ち直してキレイな姿になりました。
はしかやおたふく風邪などを子供の頃に一通り経験して元気に成長していく、人のあり方と野菜のあり方は同じなのではないかと感じています。
過去に使った肥料や農薬などによる土の汚れをキレイにするには、作物の体を通して行われる。それが虫や菌による被害というわけです。
そうした清浄化の作業を経て元気に育っていく。
人も野菜も同じ生き物、野菜に学ぶことはたくさんあるわけです。