野菜の健康と太陽の関わりは!?
早起きは三文の得。
そんな風にも言いますが、それは人間に限ったことではなく、植物・野菜たちも同じようです。
光合成。植物は二酸化炭素と水と太陽の光とで成長に必要なエネルギーを作り出します。その光合成が行われる時間は午前中。日の出から4時間くらいの間に80%にほとんど行われてしまうのです。
それは朝の太陽光線は紫外線に近い波長の短い光線が中心で、これが植物の成長には欠かせないもの。根張りを良くし、細胞を活き活きとさせる作用があります。
これに対して夕方の光は赤外線に近く波長が長い。そのため植物の成長作用は抑制され老化作用が強くなる傾向があるようです。
畑に作物を植える際は陽が射す時間帯にも気を配りたいものです。
朝取り野菜は新鮮で美味しいといった評価が一般的ですが、こうした太陽との関わりを考えると一概に良いとは言えない面もあります。
また肥料過剰な葉物野菜に多く含まれる糖尿病や窒息状態を引き起こす硝酸性窒素も光合成によって分解されます。肥料たっぷりの畑から採れる野菜は夕採りの方が良い、そのようにも言えるでしょう。
※朝日の中芽を出した我が家のトウモロコシです。