野菜の好む環境整備で無農薬を実現!
キュウリは上へ伸ばして栽培する。
コレが普通の栽培方法です。
でも自然本来にキュウリは横に這うもの。地面を這って伸びるのが植生です。
地面に這うことの意味はスペースが要ること。それでは栽培の合理性がムズカシイ。狭い場所でも効果的に育てられるように、無理やり立たせて上へ伸ばしている。
その結果が60回くらいの農薬を使わざるを得ないことにも関係しているのではないかと思うのです。
上へ伸ばすということは重力に逆らって養分を先の先まで送り届けること。それはキュウリにとってかなり厳しい状態と考えられます。
そのため養分不足などで弱くなる。その結果が農薬の回数であろうと思うわけです。
またキュウリのタネは相当なレベルでイジられていることも事実。本来キュウリの皮は薄いものですが、それだと水分がスグに抜けてしまう。
そのためスーパーなどに並ぶ際はシナビれた状態になってしまうので、皮を強力にすることで水分を保っているわけです。
またキュウリの根っこはカボチャの根っこを使って育てるようにタネが組み立てられています。
こうした様々なムリが祟っているのがキュウリを含めた農業の現状です。農薬を使わずに育てるには野菜の好む環境を理解して場を整えてあげることが大切になるのです。