栄養過多とクスリの多投の関係は!?
生き物の原則は、
過剰に弱く・不足に強い。
これが事実だろうと思います。
肥満症の野生動物は存在しないし、栄養過多で中身がスカスカの野生の果実も存在しない。
にも関わらず、私たちはたくさんの栄養を!このように思ってしまうのです。
田畑でも肥料は有機であれ化学であれ使われますが、過剰に与える傾向が強い。たくさん与えれば大きくて見栄えの良い作物を収穫できると思っているわけです。
でも肥料をたくさん与えた作物は根っこが浅い。自分で地中深くまで根を伸ばし栄養を取る必要がないから浅根となる。
そうなると風雨で倒伏しやすい。また栄養過多で病気がちになるから虫や病原菌の餌食になりやすい傾向がある。仕方がないからそれを農薬で駆逐する。このような悪循環の温床になるわけです。
私たち人間も栄養は多いほうが良いと思っています。レモン何千倍のビタミンCとかいわれますが、それが本当に必要な量なのか?と感じます。
メタボリックなどに代表される肥満症、贅沢病ともいわれる糖尿病。ガンやアレルギーなどの成人病の蔓延。それを叩くためのたくさんのクスリが日々処方され、それが医療行為の名のもとに正義とされているわけです。
自然界の生き物や植物から学ぶことはたくさんあるように感じます。